はじめに
グレーゾーンと言われる子どもたちは、一見「できないこと」に目が向きがちです。
でも、本当はみんな、ひとりひとりに素晴らしい「強み」があります。
親も先生も、つい「困っている部分」を直そうと頑張ってしまいますが、
「この子にはこんなすごい力があるんだ!」と気づいたとき、子どもたちの表情は一気に変わります。
今回は、うちのエイトくんがAIを通して「隠れた強み」を見つけ、そこからぐんと伸びていった体験をシェアします。
「強み」とは何か?グレーゾーンの子どもに必要な視点
発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、平均的な発達とは違う「でこぼこ」を持っています。
苦手なことがある反面、
- 驚くほどの集中力
- 抜群の記憶力
- 独特の発想力
など、突出した才能を持っていることが珍しくありません。
でも、学校や日常生活の中では、なかなかその「得意」が見つけにくいのが現実です。
だからこそ、親が「この子の強みは何だろう?」と意識的に探してあげることが、すごく大切だと感じています。
AI診断で見えてきたエイトくんの意外な才能
エイトくんは、会話や指示理解に少し時間がかかる一方で、視覚的な情報の吸収力が飛び抜けていました。
ある日、子ども向けAI診断アプリを試してみたところ、
- 画像認識テストで驚異的な正答率
- 国旗、地図、図形パターンの記憶が得意
- 細かい違いを一瞬で見分ける力がある
ということがデータで「見える化」されたのです。
これまでエイトくん自身も、私たち親も、気づいていなかった「才能の芽」をAIが教えてくれました。
この診断結果をきっかけに、エイトくんの自信は少しずつ育ち始めたのです。
強みを伸ばすために実践した3つの工夫
エイトくんの得意を伸ばすために、家庭でこんな工夫をしました。
1. 興味をどんどん広げる
国旗から始まり、地図、世界の建物、さらには「世界一周ゲーム」まで遊び感覚で取り入れました。
エイトくんがワクワクするテーマをどんどん広げていくことで、「知りたい!」「やってみたい!」という意欲が自然に育っていきました。
2. 成功体験を見える化する
覚えた国旗をシール帳に貼ったり、マップにシールを貼ったりすることで、
「こんなにできた!」を目に見える形にしました。
これはエイトくんにとって、大きな達成感につながったようです。
3. 家族全員で一緒に楽しむ
エイトくんだけが頑張るのではなく、家族みんなでクイズを出し合ったり、一緒に調べたりする時間を作りました。
「ぼくのほうが詳しい!」と得意げに話すエイトくんの笑顔を見て、
「この子にはちゃんと力があるんだ」と、あらためて確信しました。
AIを使うときに意識したいこと
AIは確かに便利なツールですが、使い方には少しだけコツがあると感じました。
- 子どもを無理に測ろうとしないこと
- 数値だけに振り回されないこと
- データを参考にしつつ、子どもの表情や感情を大切にすること
エイトくんにとっても、「AIがこう言ってるからやらなきゃ」ではなく、
「これ、エイトの得意なことなんだね!」とポジティブに受け取ることが何より大事でした。
親がどう受け止めるかで、AIの存在価値も変わるのだと思います。
まとめ:強みを見つけることは、未来を照らすこと
できないことを直すより、できることを伸ばすほうが、ずっと楽しく、ずっとパワフルです。
エイトくんは、AIのおかげで、自分に「得意なこと」があると知ることができました。
そして、「自分にもできることがある」という小さな誇りが、日々のチャレンジを支えてくれています。
これからも、エイトくんと一緒に、新しい「得意」を見つけながら、未来に向かって歩んでいきたい。
そんなふうに思っています。