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AI子育てサポート

おふろで会話トレーニング!?ASD児の“ことばの芽”を育てる「ロボットごっこ」習慣とは

こんにちは、エイトくんのパパです。

昨日はエイトくん、運動会がんばりました。

聴覚過敏があるので、応援合戦は大変だったけどなんとか逃げ出さず、がんばりました。

苦手なダンスもニコニコしながらジャンプでなんとか乗り切りました。

今回は、グレーゾーンでASDの特性をもつ息子・エイト(6歳)が、おともだちとの会話の練習のためにやってるわが家の“ちょっと変わったけど、とっても効果的”な習慣をご紹介します。

その名も… 

「おふろロボットごっこ」

家庭にあるものでできて、今日からすぐに始められます。


目次


ASDの子にとって「会話」はなぜむずかしい?

ASD(自閉スペクトラム症)を持つ子どもにとって、会話には次のような見えにくい壁があります。

  • 相手の言葉の意図がわかりにくい
  • 何を話せばいいのか迷う(沈黙がこわい…)
  • 間違うのが怖い・緊張する
  • 言葉の理解はできても、「どう言うか」「いつ言うか」が難しい

エイトも、「おともだちに話したいのに、ことばが出てこない…」と悩んでいました。

→ ここに必要なのは「安心できる練習の場」だったのです。

“おふろ × ロボット”という最強の組み合わせ

私たちが取り入れたのが、「おふろロボットごっこ」!

おふろの良さ:

  • あたたかくて安心感がある
  • 周囲の刺激が少なく、集中しやすい
  • 親子の1対1時間が自然に生まれる

ロボットごっこの魅力:

  • 「ヘンな声」でOK=失敗しても笑える設定
  • 型があるので言葉をマネしやすい
  • なりきることで、恥ずかしさが減る

→ 「ことばを出す」ハードルが一気に下がります。

今日からできる!ロボットごっこトレーニング

基本ルールは3つだけ:

  1. パパがロボット口調で話す
  2. 子どももロボットとしてこたえる
  3. 最後はかならず笑顔で終わる!

ロボット会話の例:

シーン会話
あいさつパパ:コンニチハ。エイト=クン。
エイト:コンニチハ。パパロボ。
ごはんパパ:キョウノ ヒルゴハンハ ナンデシタカ?
エイト:ハンバーグ デス!
ふりかえりパパ:キョウ オトモダチト ナニ ヲ シマシタカ?
エイト:ブロック アソビ シマシタ!

→ 笑っても、ふざけてもOK!「ことばはあそび」から育てる。

継続のコツと、レベルアップ例

続けるコツ:

  • 1日1ターンで十分
  • 「できた」より「やろうとした気持ち」をほめる
  • 毎週末には“ロボット賞”で小さなごほうびを

レベルアップの例:

レベル目標
Lv.1単語で話す:「カレーたべた」など
Lv.2短文で返す:「なにしてあそんだ?」
Lv.3感情も言える:「たのしかった」など
Lv.4自分から質問:「パパは なに たべたの?」

保護者にとってのメリットも

  • 子どもの「今日」の様子が見える
  • ふざけながら、会話のキャッチボールが楽しくなる
  • 「話してくれてありがとう」が自然に言えるようになる

無料配布予定!使えるテンプレートアイデア

  • ロボットごっこカード(10フレーズ)
  • おふろに貼れる“ことばミッション”シート
  • AI子ども声の音声ガイド(会話リズム練習に◎)


毎日「これだけ言ってみよう!」と1つ決めるだけで、無理なく続けられます。

さいごに:ことばが「楽しい」に変わる瞬間を

ASDの子どもたちは、本当はたくさんの「話したい気持ち」を持っています。 でもそれを表に出すには、安心できる環境ときっかけになる遊びが必要です。

言葉は、テストじゃなくて遊びからはじめよう。

「おふろロボットごっこ」はその第一歩。 “今日ちょっとだけ話せた!”が、明日の自信になります。